過去の痛みは何をすれば癒され、ギフトにつながるのか?

ブログを読んでくださる方から、私も同じ思いを持ってきた、とか、勇気が出た、とか、じゃあ、自分は何をしていけばいいのか、と感想をもらうことがあります。

確かに、もっともです。

じゃあ、何をしていけば、過去の痛みを、痛みのままにせず、むしろギフトにしていけるのか?

私は、これが分からず、30年くらい、あれやこれや手を出し、似たような心理系、自己啓発、成功、引き寄せ本などを読み漁り、似たようなセミナー、セッション、リトリート、ボディワークを受けてきたように思います。

そして、一昨年、カウンセラーの資格を取りましたが、それさえも、いや取ったからこそ、理論や資格だけではダメだ。もっと、心底、自分の傷が癒やされていく、の体感覚、実感が欲しい、と強く感じました。

そして、かつての私のように、トラウマが強い人たちは、一般的な自己啓発、コーチングはまだ効かない、それは傷が癒やされたあとに行って、やっと効果が出るものだ、とも感じました。

実際、かつての私に、それらは、効果的であるより、焦りや不安を増大させていました。

そして、私には、どれも悪くはないのだけれど、何か、表面的な、こ綺麗なところしか触っていない、本当に見るべき、自分の闇、見たくないほどの醜い感情にしっかり触れていない、体も本当に健やかにはなってない、というもどかしさがありました。

そこが、インナーチャイルド、ファミリーコンステレーション、メディテーション、あらゆるワークをするセラピーに出会い、継続するほどに、やっと手が届いている!という手応えを感じています。

だから、さらに継続していけば、必ずや当たり前にあったトラウマ反応も、身体からなくなっていくだろう、と信頼できます。

一生かけてやっていくことだ、と感じています。

私は、今もまだ、トラウマ反応が身体から完全に消えているわけではありません。

が、段階を経て、薬を飲まないと動かせなかった身体、胃腸障害、重度の便秘、睡眠障害など、常に緊張していた心と体が、かなり良くなってきました。

40代に入ってから、薬なしで生活できるようになったことが、長期の服薬生活をしてきた私には、奇跡のように素晴らしいステップでした。

さらに、今は、もっと成長したい、挑戦したい、たくさんの方との出会い、まだ見ぬ世界、それらを楽しみながら、自分らしく社会貢献したい、と思っています。

こうした、生きることに意欲的になることが、かつての私にはできませんでした。

同じ場所に居続け、これ以上のことはできない、小さく縮こまっていることしか私にはできない、と思っていました。

が、だからと言って、これひとつでよくなりました!と断定できるものはなく、複合的にいろんな学び、実践、人との出会いがあって、傷が癒やされ、少しずつ成長してきました。

私は、セラピーに出会い、回復の速度が上がり、仲間がいる恩恵、生きる喜び、現実の変化をはっきりと感じられるようになったのは、事実です。

が、セラピーの素晴らしさが理解できたのも、あらゆることをしてきた道のりがあればこそだ、とも感じています。

はじめから、このような学びをしても、私の中に学んできた土台がないと、難し過ぎる、ハードルが高い、など、今ほど、スッと自分の中に取り入れ、咀嚼できなかったのではないか、とも感じています。

自分が学んできた中で、いろいろな方と出会い、つくづく思うのは、やはり、よく学んでいる方は、多面的に物事を見れるので、理解も、洞察力も、自分のものにする力も強いし、深い、と感じています。

その方が学んできた道のり、時間、お金、費やしてきたエネルギーは裏切らない、といろいろな方から感じています。

自分を成長させていくこと、に真剣にコミットしている方は、どんな分野であれ、話しをするなかで、共通の感覚や言語を共有できる、と気づきます。

ですから、とにかく今は話しをひたすら聞いてもらいたい。

とにかく今は、身体を動かして、いらない感情を身体から出してしまいたい。

などなど、そのときの自分のフェーズで、セラピーやカウンセリング、ボディワークなど、あらゆるツールを、自由に選択すれば良いと思います。

今、生きづらさを感じている方は、これがいいですよ、と世の中で一般的に言われていることを重視するより、自分の身体と心の欲求に、繊細に、頻繁に耳を傾け続け、その欲求を満たしてあげることが何より大事だ、と思います。

その自分の感覚が分からないから困っているのではないか!という方は、ぜひ、体感覚を感じ取る、フェルトセンスの開拓からはじめましょう。

私のセッションでも、それら自分の心と身体の声を、感じられるようにすることを促したい、と考えています。

生きづらい、何か発展していかない、行き詰まっている、問題が多い、などの方のヒントになることを願って書きました。

誰もが、自分を幸せに、喜ばせる人生を歩めますように。

自分をよりよくしていくことを、優先させられますように。