苦しみがギフトに変わるとき。

昨日は、私がスタッフとして関わってきた愛の循環プロジェクト第1弾『プリズンサークル』の

映画上映会がありました。

愛の循環プロジェクト

おかげさまで128名の大盛況になりました。ありがとうございました。

最後、代表のかちゆみこさんの挨拶を聞いていて、ぐっと胸に迫るものがありました。

私自身がトラウマサバイバーで、長くいろいろな問題に悩んできましたが、昨日活動を共にしたスタッフは、大半がセラピーや心の学びに時間とエネルギーを費やし、自分自身にコミットしてきた仲間でした。

自らが苦しみもがきながらも、真摯に自分にコミットしてきた人は、その苦しみがあればこそ、いつか人1倍優しく強い光を放っていく人になるのだと感じました。

幼少期からの傷つきが、少ないまま生きていかれることは素晴らしい事です。

けれども、それを当たり前に感じ、意識的に成長を望むことなく日々を過ごしていると、その方の、本来の輝きは放たれないままになるかもしれません。

が、闇を見てきて苦しみ、そこから目を逸らさず自分の痛みにしっかり目を向け傷を癒していくと、いつのまにか傷が少ない方以上に、光を放つ存在になっている、と、いろいろな方を見ていて感じています。

苦しみから目を逸らずに向き合っているといつかそれがギフトに変わっているのです!

今、とても苦しい、もう死んでしまいたい、と思っているような方であっても、だからこそ、その辛い思いがギフトに変わるときがくる、ということをどこか頭の片隅にとめておいて欲しいです。

今はとても思えない!でも大丈夫です。

私もずっとそう思っていました。

そんな強い人は一部の限られた人たちだけだと。

でも、その歩みさえとめなければ、たとえ途中で投げたしたくなりお休みをしても、やっぱり成長したい、もっとより良い人生にしたい、という意志があれば大丈夫です。

継続して自己探求を続けていると、あれ?現実も変わっている、と、いうときがきます。

未来には、希望があります。

自己探求をしていきたい方は、無料のカウンセリングからはじめていきましょう。

モニターセッションも受け付けています。

女性性の傷・女性性の癒し~モニターセッションのご感想~

先日モニターセッションを受けてくださった方からのご感想です。

今回は、パートナーシップについても掘り下げていきました。

パートナーとの関係にも、やはり私たちは両親からの影響を

否が応にも受けています。

そこを掘り下げていくと漠然としていた課題が、くっきりと

観えてくることがあります。

私たちは自分を観ていくことで、周囲との関係性が理解でき、

少しずつ変化を遂げていきます。

相手を一方的に責めるのでなく、自己を観つ続けるM様の真摯な姿勢に

尊敬を持って、セッションをさせていただきました。

ありがとうございました。

【M様ご感想】

けいこさん先日はモニターセッションをありがとうございました。

私の課題でもある「女性性の傷・女性性の癒し」を切り口に、

様々なお話が展開され、そこに対するけいこさんからの視点は、

私一人では触れることのできなかった部分にタッチすることができ、

とても参考になりました。

特に今回はパートナーシップについて、

普段小さな子どもの育児で、昔のように夫と過ごす時間が持てず、

気づけば、そんな時間を持つことすら億劫になっていました。

しかし、そこにけいこさんからの男性についてのお話を伺っていた時、

それはこれまで、私の捉えていた「男性」とは違う側面で、そこに女性が

関わることで、性の違う者同士が、補い合うことができる。

というご自身の体験も通したお話は、とても心に残っています。

自分の両親を通して、

ある程度健全な夫婦関係を見ることができなかった私にとって、

それを夫婦で補えあうことができる。

ということも、そんなこと億劫だ。勘弁して。と感じていた私にとって、

とても大切な視点でした。

その点についても、けいこさんの事例等からも伝えてくださり、

とてもわかりやすく聞きやすかったです。

それはこれまで私が知らなかった、大人の女性からの目線でもありました。

いかにこれまで自分が「傷ついた子」を辞められず、この場所に居続けてきたのか。

ということも、同時に気づかされたように思います。

これからもパートナーシップについての課題は、まだまだありますが、

大切な視点を伝えてくださったことに感謝しています。

ありがとうございました。

女性は自分の内に、男性は自分の外に、傷ついてきたエネルギーを向ける傾向がある。

夫の仕事に付随し、バンコク、プーケットと周っていてつくづく感じるのは、夫はこうして、トラウマを戦闘モードで社会に出ていき闘い抜く、という行動で、解消してきたのだなあ、ということでした。

同じように、幼少期から傷ついてきても、女性の私は、自分責め、という言葉が端的に示すように、自分を責める行動を取るので、内側に向かっていきます。

心も身体も自分虐めになりやすいです。

心理学では、これを内攻化といいます。

夫の場合は、外攻化、外に向かって行動化していきます。

どちらもトラウマから無意識にやってしまう反応ですが、どちらもその傷を癒すことで、和らいでいきます。

昨今の研究結果から、男女差で、トラウマの反応の仕方が違う傾向にあることも、解明されてきているそうです。

ただ、私が感じるのは、内攻化は、明らかに自分が辛い、と感じることばかりなので、本人もなんとかしなきゃ、と思いますが、外攻化のひとつとして、仕事を頑張るのは、パフォーマンスがよい、と評価される側面があるのは事実なので、分かりにくいです。

ですから、本人も、周囲も、それが傷からきている、とは、なかなか気づけないし、それを何とかしよう、というのは、動機付けとして、難しいだろうな、と感じます。

私の内攻化は、かつてに比べて、ずいぶん柔らかく静かになりましたし、夫の外攻化も以前よりは、落ち着いたものになってきたのだろう、と感じます。

それでも、仕事のときの夫のピリピリした戦闘モードな感じ、些細なことでキレたりするとき、あー、周囲も本人も、昔は本当に大変だったろうなあ、と何とも言えない気持ちになります

なぜなら、その姿は、私の父とまるで同じ、に見えるからです。

夫は状況が落ち着けば、謝ったりする余裕がありますが、若い頃の父には、それらの余裕、他者の言い分を聞くスペースはありませんでした。

その父が若い頃、些細なことでキレるのは、小さな私には恐怖でしかなく、ビクビクしているのが私のデフォルトになっていました。

そこに母の守りがなかったため、常に、この世界は危険である、という神経モードになり、過敏で疲れやすく、緊張している子どもの私は、そのまま大人になりました。

が、今は、私が私の親になり、大丈夫だよー、あなたは何も悪くないよー、キレるのは、相手の課題だからね、と、ケアをしてあげられます。

自分と他者の課題をしっかり分別できるように、セラピーを学んできた、と言えます。

が、かつての小さな私は、何か自分が悪いのではないか?間違っているのではないか?と思い、それは、そのまま、私の自信のなさ、存在の危うさ、に直結していきました。

ですから、もし、バリバリ仕事をやっている方だったら、この仕事の仕方は自分の傷からきていないか?ヒリヒリするような戦闘モードでやることが、仕事だ、と思っていないか?点検してみていただきたいのです。

そして、もし、自分は仕事かできない、能力がない、などの思いが強かったとしたら、それも傷からきていないか?思い込みでないか?本当に自分の姿なのか?と、点検してみていただきたいのです。

社会で体現される私たちの働き方、対人関係の在り方は、傷からの反応、である場合が多いです。

自分が今、どんな在り方、働き方であれ、傷を癒し、自分は今、何を体現しているのか?に気づいていくと、同じことをしていても、世界の捉え方、見え方が変わってきます。

そのことをお伝えしたく、こうしてブログを書き、セッションを提供したい、と思っています。

誰もが、自分らしく、輝ける社会であり、世界でありますように。